【横浜大さん橋国際客船ターミナル】(2002)

横浜大さん橋国際客船ターミナル(2002)

場  所 : 神奈川県横浜市中区海岸通1-1
建  築 : foa
構  造 : SDG
構  造 : 鉄骨造・一部コンクリート造
竣  工 : 2002年6月

この建物は横浜港として1995年に国際コンペで若かりしfoaが当選し、コンピューターアーキテクチュアーの数少ない実作であり、先駆けとして注目を集めました。

ちなみにfoaとはForeign Office Architectsの略です。

この建物、どうですかね。
かっこいいですかね。
知らない人にあんまり伝わる写真じゃないので悪いんですが、
私はとってもいいと思うんですよ。






建築は雰囲気。






そこの空気が心地よければ、その建築はとてもいい建築だと言っていいんですよね。






たぶん...。












そこで、問題。












なぜこの建物は建築学会賞をとれなかったのか...?












A:審査員がくそ過ぎてあり得なかったから。












いろんな視点からの解答があると思います。
例えば渡辺真理氏は「クリティカリティ(批評性)」に対する姿勢、といっています。
『私たちの世代は建築家にとってクリティカリティがいかに重要かを学んできた。中略。若い建築家に「クリティカリティなんかいらない」という傾向が見られるようになった。彼らはそれに代わるものとして空間自体の魅力「ディレクトネス(直接性)」による設計を標榜する。』
と言っています。

かいつまめば、建築家は建築を建築で批評することを生き甲斐としてきたということですか。
建物がオンリーワンである場合、それを批評する術がないということ。
だから評価できない。

いい建物なんだけど、評価できない。

??

また高橋晶子氏は『この施設が「客船ターミナル」としてではなく、「広場」として紹介されているのを聞いて、すごく適切な表現だと思った。あれは建築というよりも、新しいタイプの広場なのだと思う。』
と述べています。

その通り、この場所に客として訪れる人よりも、デッキの公園を散歩するために訪れる人の方が圧倒的に多い。
それが、この建物の魅力だと私も思う。






けど。






建築じゃない・・・?






公園・・・・・・??






これが公園であった場合、他の建築と比べて、これがイイ、と評価することが果たしてできるのか。
審査員の脳ミソが古いのではなく、審査する立場の上では悩ましい建物なんだと思います。
客船ターミナルを作れといわれて、公園を作ったら果たしてそれは評価されるのか。
建築じゃなければきっと殴られますねー。チーン ~~│Д (-人-;)...
建築はいいもん作った勝ちですが、企業だとこうは行きませんもんね。
だからやっぱり建築は好きか嫌いかなんだと思うんです。
少なくとも建築に携わっている人以外はもっとナチュラルに空間を楽しみますし。

とまあ、考えることが多い建物でした。
是非訪れてみてください。
好きか嫌いか、だと思います。

ちなみに、みどころの一つに柱のない巨大内部空間があげられます。
是非見てください。


駐車場なんですけどね・・・。


ranking




.2005.06.25
COMMENT

はじめまして

美しいですね

mau  2010.11.20


ご利用のブラウザ、設定ではご利用になれません。